桑都てぬぐい

染色技術Technique of tradition

― 親子何代も続く、八王子の伝統工芸 ―

八王子にある染色工場。細かい絵柄を忠実に再現する「手捺染」で桑都てぬぐいは染められています。
ひとつ、ひとつ、丁寧に職人さん達の熟練した技術で染めていきます。

職人の魂と、地域の愛がつまったてぬぐいです。

「雨の降る日は、染料が乾くのが遅い」

雨の日、晴れの日、暑い日、寒い日、
日本の四季と共に、毎日染色と向き合ってきた職人さん達。
その高い技術力は、伝えていきたい「伝統」です。

「一色、一色、重ねて丁寧に染め上げる」

一色につき型は「一個」
色の重なった部分には、また違う色が生まれる。
こうした丁寧な仕事で、複雑な柄のてぬぐいが出来上がります。

色を定着させる為に蒸されたてぬぐいは
その後「洗い」の作業へ。

綺麗な井戸水で、丁寧に丁寧に水洗いと湯洗いを行います。
水の中のてぬぐいは、まるで川を泳ぐ鯉のように綺麗です。

染色工場の隣の建物の二階に、広い空間があります。
しっかりと洗ったてぬぐいを干します。
まだ一反の長い布を、折り返しながら、かけていきます。
慣れた手つきは、この作業を何度も繰り返して来た証です。

「整理」とよばれる、仕上げの作業へ。
水洗いで縮んだてぬぐいを、元のサイズへと戻します。
ピンと綺麗にのびたてぬぐいからは、丁寧な作業の積み重ねが感じられます。

「最後の仕上げまで丁寧に」

染め終わった後も終わりではありません。
カット、たたみ、袋詰め、
そのすべてを八王子市内の方々が行っています。

撮影・取材協力 株式会社勝田ナセン様
桑都てぬぐいの「酔芙蓉と鳥」「きのこを探して」の染色風景を取材させていただきました。

株式会社勝田ナセン
創業48年の歴史があり、匠の技と真心を大切に、質の高い染物を製造を志しております。
会社情報:東京都八王子市小比企町1743番地
TEL:042-635-3266
FAX:042-635-3282
扶桑染工株式会社
八王子にある染色工場です。67年受け継がれる職人の技術で心を込めて
染色をしています。手捺染を得意としております。
会社情報:東京都八王子市元本郷町1-19-11
TEL:042-622-2231
株式会社奥田染工場
現在は主に東京コレクションなどのブランドや若手デザイナーとの協力の下、
日々新しい布を生み出しています。
また各分野の若手デザイナーによる物作りのためのプロジェクトを進めています。
会社情報:東京都八王子市中野上町1-12-14